サルタンモスクに潜入

サルタンモスク

再来週の月曜日は、シンガポールは祝日です。
イスラム教徒の人たちがラマダン(断食)明けをお祝いする
ハリラヤ プアサというお祭りの日が、今年は7月28日なのです。
(ちなみにシンガポールは日本よりかなり祝日が少ないんですよ)

断食の時期の1ヵ月間、イスラム教徒の人たちは
朝の5時台のお祈りの時間から日没まで
食べ物、飲み物、水やタバコ、薬さえも一切口にしません。
断食は成人の義務だそうで、飽食で健康を損なわないようにということと
貧しくて食事を満足にとれない人の気持ちを分かるように、
という教えがあるのだとか。

断食の1ヵ月間は、国内最大のイスラム寺院サルタンモスク前には
日没後の食事のための屋台が何十軒も並んでいます。
シンガポールのムスリムに多いマレー系の料理を中心に、
インド系、トルコ系の料理、そしてなぜかピザの屋台もありました。

ラマダン 屋台

ラマダン屋台2

それにしても、モスク周辺にいいにおいが立ち込めて、
ムスリムのみなさんはツライのでは???
日没後に食べる食事の量は普段より軽めにする人が多いそうですが、
なかには昼間のガマンの反動から
夜間にドカ食いをして逆に太る人もいるのだとか。
分かる気がする……。
ムスリムでないわたしたちはお祭りの屋台感覚でまわれて楽しいですよ。

 

ラマダンの時期、こちらのサルタンモスクでは
「ラマダン トレイル」という、モスク内の見学ツアーを開催しています。
今年はわたしも参加してみました。
イスラム教やラマダンについて教えてもらいながら、
モスク内を見学できるこのツアー。
日本人は日本語のラマダン トレイルが用意されているんですよ。
こちらに住む日本人で、ムスリムの方との結婚を機に改宗された女性が
丁寧に分かりやすく説明してくださって、
あまり深く知らなかったイスラム教がちょっと身近に感じられました。

サルタンモスク

普段は入れないという、サルタンモスクの屋上にも!

屋上

見学後にはちょうど日没の時刻となって、
なんと参加者全員に食事がふるまわれました。
(ちなみにツアーは無料なんですよ!)

サルタンモスクごはん

床に座って、一皿を4人でいただきます。
真ん中の大きな料理の前に、
デーツという栄養たっぷりのドライフルーツや
胃にやさしいおかゆを食べるのだそうです。

下の写真ではスプーンやフォークを使っているけれど、
最後はムスリムのみなさんにならって手で食べて、異文化を満喫しました。

サルタンモスクごはん2

ハリラヤ プアサ当日(28日)には、正装したムスリムの人たちが
サルタンモスクに集まって、断食明けの礼拝を行うそうです。
サルタンモスクの礼拝堂には5000人もの人が入れるそうだけど、
入りきれなかった人が外にあふれだして礼拝するので、
それはもう圧巻の光景となるそう。

いろいろ教えてもらえて楽しかったなあ。
こんな貴重な体験が気軽にできるのも
多国籍国家のシンガポールならではかも。

モスク前の屋台は来週末まで続くそうです。
ムスリム人口の多いMRTパヤレバ駅前(イーストエリア)では
ナイトマーケットも開催されていますよ。
こちらは食料品だけでなく伝統衣装や雑貨、
絨毯なども売っている大規模なもの。
興味のある方はぜひ!

 

 

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